Linux 向けファームウェア更新

Linuxlpc21isp



OS X(Mac)では lpc21isp を用いて簡単に

IchigoJam・PanCake のファームウェアを更新するツール

「Maclpc21isp」が公開されていました。


IchigoJam-Fan 内

Macでlpc2lispを簡単に利用するためのアプリケーション | Qiita

 

これの Linux 版「Linuxlpc21isp」を作成してみました。

 

lpc21isp をインストールしておく必要があります。

Ubuntu 14.04LTS 以降、Debian Jessie などでは
最新版にパッケージが含まれています。

派生(Ubuntu 公式フレーバー)でも使用可能です。

 

$ sudo apt install lpc21isp

 

他の Linux でも lpc21isp をビルドして
使用できるかもしれません。

lpc21isp 以外に Zenity が入っている環境が対象です。

 

lpc21isp | SourceForge

 

使用前 1 - 一般ユーザーで動作できるようにする

USB-シリアルモジュールを接続した場合、/dev/ttyUSB0 などで認識されますが、

この権限によって、一般ユーザーでは使用できない状態になります。

 

予め dialout グループにユーザーを含めるのが良いようです。(一部 dialout の代わりに uucp の場合があります)

USB-シリアルモジュールを接続した状態で下記を実行し、
追加されている項目とグループ名を確認して下さい。(慣習的に行頭 $ は一般ユーザーを表します。これを入力しないで下さい)

 

$ ls -l /dev/tty*

 

グループ名 dialout、ユーザー名 username の場合、ターミナルから下記を実行します。

 

$ sudo gpasswd -a username dialout


代わりに GUI の設定項目でグループを追加できる場合は、こちらから行っても構いません。

その後、ログアウト→ログインするか、OS を再起動して下さい。


この作業を行った後はこのツール以外にもシリアル通信を行った各種ツールが一般ユーザーで使用できるようになります。


使用前 2 - クリックして実行できるようにする

Ubuntu などの ファイル (Nautilus) では linuxlpc21isp を (ダブル) クリックした時に中身が表示されてしまいます。


編集 - 設定 を選び、動作 タブ にある実行可能なテキストファイル の項目を

「クリックしたら実行する」または「毎回確認する」に変更して下さい。

これで linuxlpc21isp を (ダブル) クリックして実行する事ができるようになります。


使用手順

下記では Ubuntu (Desktop Image) での実行画面で紹介しています。

どのウインドウでも キャンセル を選択すると、実行を中断させる事が可能です。


1. 起動後はファイル選択画面。ファームウェアを選択します。

.bin ファイル・.hex ファイル両方対応しています。


2. デバイスを選択します。ttyUSB0 のみが多いでしょう。

複数ある場合は接続して追加されているデバイス名です。



3. オプションを選択します。通常は「書き込みのみ」。

「削除後書き込み」はプログラム 0〜3 も削除されます。


4. 最終確認。実行するコマンドがそのまま出てきます。

問題なければ Yes・はい を選んで下さい。



5. lpc21isp の実行状況がウインドウ表示されます。

上の状態でファームウェア更新が正常に完了しています。


CuteCom を用いて IchigoJam の受信。\0xfe などはノイズ。

ファームウェアの更新が確認できました。



ダウンロード

2015/10/17 版 (version 3) からの更新

  • 更新作業中のウインドウ縦幅を大きく変更
    これにより解像度 1024×768 以上推奨

2015/10/16 版 (version 2) からの更新

  • ソースに著作・ライセンスの付加
  • .tar.gz アーカイブに README・LICENSE ファイル追加

2015/10/16 版 (version 1) からの更新

  • オプションの追加

ソース

ライセンス

MIT License としています。