IchigoJam BASIC RPi

(IchigoJam BASIC 1.2 相当)




Raspberry Pi で動作する IchigoJam BASIC です。RPi の読みは「アール パイ」です。

サイトなどでの正式表記は「IchigoJam BASIC RPi」ですが、
IchigoJam 開発者の福野さんなどは他の IchigoJam シリーズに合わせて「IchigoJam RPi」と記載します。同じものです。

LPC1114 版の IchigoJam BASIC をベースに ナチュラルスタイル(na-s.jp)が Raspberry Pi の対応を行っています。

 

IchigoJam BASIC RPi/RPi+

 

Raspberry Pi 公式サイトのダウンロードページにも入っています。(リンク先は英語ページ)

 

Raspberry Pi Downloads - Software for the Raspberry Pi

 

ベータ版は Facebook グループ IchigoJam-FAN で公開されています。

 

IchigoJam BASIC RPi 検索結果 - Facebook グループ IchigoJam-FAN

 

I-O DATA が製品版仕様「IchigoJam BASIC RPi+」を入れた microSD カードや

ファンクションキーにコマンド印字があるキーボードなどを販売しています。

 

IchigoJam BASIC RPi+ プリインストール microSDカード UD-RPSDIJ - I-O DATA

 

すでに Raspberry Pi を所有している場合、SD カードに入れて起動すれば、IchigoJam BASIC が使えるようになります。

 

このページは主に IchigoJam BASIC RPi 独自の情報をまとめてあります。
各ページでも IchigoJam BASIC RPi 固有の記載を行っている場合があります。

 

このページ文中の RPi を付けない IchigoJam BASIC は
IchigoJam プリント基板などの LPC1114 で動作するオリジナル版 IchigoJam BASIC を指します。

バージョン番号で RPi が付いていない場合も同じです。

 

特に記載がない場合、IchigoJam BASIC と同じ動作を期待できます。 


IchigoJam BASIC RPi と IchigoJam BASIC の違い

IchigoJam プリント基板などを使用した IchigoJam BASIC と
Raspberry Pi で動作させた IchigoJam BASIC RPi との比較は次のとおりです。

 

比較項目 IchigoJam BASIC RPi IchigoJam BASIC
動作基板 Raspberry Pi IchigoJam
OS の切り替え SD メモリカード交換 ファームウェア更新(一部 CPU・基板交換)
バージョンアップ SD メモリカード内ファイルを更新 ファームウェア更新
キーボード USB(PS/2 キーボード使用不可) PS/2(最新は USB 端子だが信号は PS/2)
日本語・英語キーボード切り替え KBD コマンド ファームウェア更新
画面出力 HDMI・ビデオ出力 ビデオ出力
プログラム保存先 SD メモリカード・EEPROM ※ 本体・EEPROM
プログラム 0 番の自動起動 キーボードを付けずに電源を入れる 本体ボタンを押しながら電源を入れる

※ EEPROM 対応は IchigoJam BASIC 1.2b16RPi・1.2.5RPi より。1.2b15RPi・1.2.4RPi までは SD メモリカードのみ


起動までの手順

IchigoJam BASIC RPi をダウンロードして使用する場合

32GB 以内の microSD・microSDHC メモリカードを用意します。(初期は SD・SDHC メモリカード)

新調する場合は、Raspberry Pi の動作が確認できている製品を選ぶのが無難です。
一度パソコンで認識させファイル操作します。

 

SD カードを FAT16 または FAT32 でフォーマットします。これは SD カード標準のフォーマット形式です。

特に Raspbian などの他 OS を入れていた場合は必ずフォーマットして下さい。

確実なのは、SDメモリカードフォーマッター を使用します。Windows と macOS で使用可能です。

 

SDメモリカードフォーマッター - SD Association

 

IchigoJam BASIC RPi を次のところからダウンロードします。

 

IchigoJam BASIC RPi ダウンロード - 正式版 

IchigoJam BASIC RPi 検索結果 - Facebook グループ IchigoJam-FAN - ベータ版

 

解凍すると ichigojam-rpi フォルダができます。フォルダの中身を SD カード内でフォルダ構成のまま入れて下さい。

 

これで準備完了です。SD カードを取り出し、Raspberry Pi に差し込んで(差し替えて)電源を入れて下さい。

数秒で起動画面が表示されれば正常です。

 

プリインストールの microSD カードを使用する場合

I-O DATA が IchigoJam BASIC RPi 入りの microSD カードを販売しています。

こちらは製品版仕様の IchigoJam BASIC RPi+ となっています。

 

IchigoJam BASIC RPi+ プリインストール microSDカード UD-RPSDIJ - I-O DATA

 

すでに microSD カードに入っていますので、Raspberry Pi に microSD カードを差し替えて電源を入れるだけです。

 

USB メモリから起動する(Raspberry Pi 3)

Raspberry Pi 3 より USB メモリを用いての起動が可能です。Raspberry Pi 3+ では標準機能となっています。
USB ハードディスクなども使用できるようですが、IchigoJam BASIC RPi は容量が小さいので、あまり意味がありません。

この設定を一度行うと、元に戻せなくなります。ご注意下さい。設定した状態でも SD カードから起動する事ができます。
次のブログ記事をご参照下さい。(IchigoJam BASIC RPi 開発担当者による個人ブログ)

 

IchigoJam BASIC RPi を USBメモリから起動する - mitsuji.org


バージョンアップ

製品版 IchigoJam BASIC RPi+ は専用の URL があります。そちらからダウンロードします。

ダウンロードにはシリアル番号が必要です。

 

UD-RPSDIJ | サポートライブラリ | IODATA アイ・オー・データ機器

 

SD カードをパソコンなどに差し、ハードディスクなどでコピーします。(バックアップ)

新バージョンのアーカイブファイルを解凍し、ichigojam-rpi 内のファイルを SD カードにコピーします。

(上書きでも良いのですが、安全のためであれば、SD カードにフォルダを作ってその中に移動させます)

バックアップしておいた中身から次のファイルを SD カードへ戻します。

  • config.txt
  • files/ 内
  • keymap.txt

1.2.4RPi・1.2b15RPi 以前から 1.2.5RPi・1.2b16RPi 以降へ更新した場合、

100 番以降へプログラムを保存していた場合は files/ 内にあるプログラム番号の変更が必要です。

ファイル名を変更して対処できます。


SD カードにあるファイルの設定(個人で設定可能なファイル)

以下のファイルは個人や環境で変化するファイル群です。

 

config.txt

BIOS に代わる Raspberry Pi 共通の設定ファイルです。ビデオの解像度などを指定できます。

特に動作の問題がなければ、変更する必要はありません。

 

config.txt - Raspberry Pi Documentation

 

files/ 内

プログラムが保存されています。#C00〜#FFF に収納された状態がそのままバイナリーファイルになっています。

バージョンにより次のどちらかになっています。

  • 0〜3 および 100〜227(IchigoJam BASIC 1.2b15RPI・1.2.4RPi まで。1k ビット EEPROM を付けた IchigoJam BASIC に同等)
  • 0〜99(IchigoJam BASIC 1.2b16RPi 以降。IchigoJam BASIC RPi の独自仕様。100〜227 は EEPROM)

0.bin ならプログラム番号 0 のプログラムです。

1.2b15RPi・1.2.4RPi 以前から 1.2b16RPi・1.2.5RPi 以降へバージョンを更新する場合、
SD カード内のプログラム番号が変更となりますので、ファイル名を変更して下さい。

 

テキストファイルになっている BASIC プログラムを変換したい場合、

IchigoJam BASIC RPi を担当している 三辻 さんが ijbconv を公開しています。

変換した .bin ファイルをそのまま files/ 内に入れたり、逆にテキストファイル化して公開できたりします。

 

ijbconv - コマンドラインで変換。Linux・macOS・Windows 対応(それぞれ 64 ビットのみ)

ijbconv web - Web アプリ版。Web ブラウザ上でファイル変換できます。

 

ijbconv web では、テキスト→.bin ファイル変換の場合、

プログラムを下のテキストボックスに貼り付けて、「text to binary」で変換します。

ファイル選択部分は .bin→テキスト 向けです。カナとグラフ記号は変換対応されているとの事です。

 

web でテキスト→bin ファイルは

テキストボックスに貼り付けて

下の「text to binary」で変換します。

 

code.bin を 0.bin などの
プログラム番号.bin に名前を変更し

files/ 内に入れます。上書き注意。

 

SD カードを Raspberry Pi に入れて

LOAD し、正常に変換されている事を

確認して下さい。

 


keymap.txt

キーボード配列の状態が入ります。日本語キーボードを使用している場合は変更が必要です。
設定は次のとおりです。

  • us = 英語キーボード(デフォルト)
  • jp = 日本語 JIS キーボード

1.2b18RPi 以降では KBD コマンドで keymap.txt が上書きされますので、KBD コマンドでも設定が維持されます。

 

i2c_clock.txt

1.2b16RPi〜1.2b18RPi のみ採用されていた設定で、I2C 通信速度を設定します。

1.2b19RPi より BPS コマンドの第 2 引数で指定する仕様に代わり、廃止されています。

この BPS コマンドの追加はオリジナルの IchigoJam BASIC でも IchigoJam BASIC 1.2.4 以降で追加されています。


40 ピンの割り当て

IchigoJam に近い動作をするように割り当てられていますが、仕様の違いにより割り当て位置はバラバラです。

しかし、USB-シリアルモジュールは 6・8・10 番、EEPROM モジュールは 1・3・5・9 番、

圧電サウンダは 29・30 番または 25・29 番とパーツ毎に近い端子が使用できるように割り当てられています。

IchigoJam プリント基板に比べると、Raspberry Pi は GND のピンが多いのが特徴的です。

基板の文字が印字されている方向に合わせた状態で、ピン配置は次の割り当てになります。

 

2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 26 28 30 32 34 36 38 40
  5V GND TXD RXD   GND     GND     OUT7   GND OUT4 GND OUT2 OUT5 OUT6
3.3V SDA SCL

IN4

GND IN3 IN2 IN1 3.3V       GND    SND   OUT3 IN9 OUT1 GND
1 3 5

7

9 11 13 15 17 19 21 23 25 27 29 31 33 35 37 39

 

3.3V = IchigoJam 表記の VCC に同じです。3V3 などの記載もあります。 

IN9 = IchigoJam では BTN に割り当てられています。

OUT7 = IchigoJam は LED と連動していますが、IchigoJam BASIC RPi は LED と連動していません。

SDA = IchigoJam では IN3 に割り当てられていますが、IchigoJam BASIC RPi では個別のピンで割り当てられています。

SCL = IchigoJam の旧表記では EX1 となっています。

SND = SOUND。IchigoJam BASIC 1.2b17RPi・IchigoJam BASIC 1.2.5RPi より対応しています。

   

Raspberry Pi では 40 ピンがピンヘッダになっているのが通常です。(Zero・Zero W は半田付けが必要)
ジャンパワイヤは IchigoJam プリント基板と異なり、メス-メス(ソケット-ソケット)が必要になります。

運営者は Raspberry Pi を IchigoJam BASIC RPi しか使用していないので、
メス-メス ジャンパワイヤを Raspberry Pi へ付けたままにしています。


キーボード

Raspberry Pi は USB(microUSB)端子のキーボードです。IchigoJam BASIC RPi も同じ仕様となります。

IchigoJam のように PS/2 信号ではなく、完全な USB となります。

USB に対応していない PS/2 端子のキーボードは変換アダプタ経由でもほとんど使用できません。

PS/2・USB 両対応キーボードの場合は IchigoJam でも Raspberry Pi+IchigoJam BASIC RPi でも動作する場合があります。

IchigoJam で使用できない USB 専用のキーボードは Raspberry Pi+IchigoJam BASIC RPi では使用できる可能性が高いです。

 

IchigoJam BASIC RPi 専用にキーボードを新調する場合は IS-KBJ がおすすめです。
(PS/2 信号ではないため LPC1114 CPU の IchigoJam プリント基板・IchigoLatte プリント基板などでは使用できません)

IchigoJam BASIC RPi に合わせたキーボード印刷になっていて、ファンクションキーにコマンド記載があります。

 

IS-KBJ | Raspberry Pi(ラズベリーパイ) | IODATA アイ・オー・データ機器

 

テンキー付キーボードの場合、テンキーは Num Lock 動作が有効です。ランプで状態が確認できます。
デフォルトは OFF で矢印・Home・End・Page Up・Page Down・Ins・Del が有効です。Num Lock をオンにして数字入力にできます。

IchigoJam BASIC では常に数字入力となりますので、ここは仕様が異なります。

 

一部 IchigoJam BASIC と割り当てキーが異なります。特に英語キーボードを使用する場合はご注意下さい。

機能 IchigoJam BASIC RPi IchigoJam BASIC
カナ入力の切り替え

カタカナ ひらがな | ローマ字

右Alt + K(~1.2b19RPi / ~1.2.4RPi)

Ctrl + Shift + K

カタカナ ひらがな | ローマ字

右Alt (~1.2.3)

Ctrl + Shift

挿入・上書きの切り替え

Insert

Ctrl + Alt + I

Num Lock OFF 時のテンキー Ins ( 0 )

Insert
Ctrl + Alt

Q&A

使用していない古い Raspberry Pi があります。これで IchigoJam BASIC RPi は動作しますか?

はい、IchigoJam BASIC RPi は公式に Raspberry Pi 全機種対応が公言されています。
実際 Raspberry Pi 各機種での動作報告があります。

 

Raspberry Pi 3+ で起動しません。

新たに公開・発売された Raspberry Pi 3+ で、2018年4月現在、起動しない報告がいくつかあります。
bootcode.bin と start.elf を最新のファイルに更新して起動できるようになる事が確認されています。

近いうちに反映され、Raspberry Pi 3+ でも問題なく起動できるようになると思われます。

 

firmware/boot/ - GitHub raspberrypi/firmware - 更新するファイルの入手先

Facebook グループ IchigoJam-FAN 内 - 報告の一つ

 

正式版は2018年4月24日に公開された IchigoJam BASIC 1.2.4RPi [2018/04/24] より

Raspberry Pi 3+ でも起動可能になっています。

 

IchigoJam BASIC RPi のバージョンは IchigoJam BASIC とどう関係していますか?

IchigoJam BASIC 1.2RPi 系は IchigoJam BASIC 1.2 系をベースにして公開されています。

1.2 は共通ですが、その下部にあるバージョン番号は IchigoJam BASIC RPi 固有となります。ver() の値も独自の割り当てです。

 

具体的なバージョン番号は次のとおりとなっています。ただしバージョンにより対応・非対応のコマンドが存在します。

IchigoJam BASIC RPi IchigoJam BASIC
IchigoJam BASIC 1.2.0RPi~1.2.4RPi / ~1.2b19RPi IchigoJam BASIC 1.2.3 
IchigoJam BASIC 1.2.5RPi / 1.2b20RPi IchigoJam BASIC 1.2.4 / 1.2b56

IchigoJam で使用していた USB-シリアルモジュールは使用できますか?

同じ USB-シリアルモジュールを Raspberry Pi に接続して使用可能です。

送受信の仕様も IchigoJam BASIC と同等になります。

Raspberry Pi の端子がピンヘッダの場合、メス-メス(ソケット-ソケット)のジャンパワイヤが必要です。

 

IJUtilities・IchigoJamSerialConsole・IJKB を用いたモニタ機能は使用できますか?

出力は統一されているため、モニタ機能は同じ動作を期待できます。

運営者が確認したところでは、IJUtilities が最新版もサポートしているため、モニタ機能も正常に動作しています。

 

IchigoJam で使用している EEPROM は IchigoJam BASIC RPi で使用できますか?

IchigoJam BASIC 1.2b16RPi 以降および IchigoJam BASIC 1.2.5RPi 以降で EEPROM に対応しています。
(IchigoJam BASIC 1.2.4RPi は非対応です。100〜227 も SD カード保存になります)

EEPROM 仕様は IchigoJam BASIC と全く同じなので、
Raspberry Pi と EEPROM モジュール等を接続してそのままプログラムを使用できます。

ただし、処理速度がはやいため、一部のプログラムでは WAIT を入れるなどの対応が必要です。

Raspberry Pi の端子がピンヘッダの場合、メス-メス(ソケット-ソケット)のジャンパワイヤが必要です。

 

パソコンから SD カードに直接プログラムを入れる事はできますか?

 

IchigoJam BASIC RPi を担当している 三辻 さんが ijbconv を公開しています。

テキストファイル上の BASIC プログラムを ijbconv で .bin ファイルに変換し、

0.bin などの プログラム番号.bin にして SD カードの files/ 内に入れて下さい。

 

ijbconv - コマンドラインで変換。Linux・macOS・Windows 対応(それぞれ 64 ビットのみ)

ijbconv web - Web アプリ版。Web ブラウザ上でファイル変換できます。

 

逆に .bin ファイルをテキストファイルに変換してプログラムの公開・保存用にする事ができます。

 

I-O DATA から出ている IchigoJam BASIC RPi+ は何が違うのですか?

IchigoJam BASIC RPi+ は I-O DATA より製品販売されています。
ダウンロードで入手可能な IchigoJam BASIC RPi との違いは、
拡張ボード Sense HAT および TouchDisplay を制御するためのコマンドが追加されています。

 

IchigoJam BASIC RPi はどの位で起動しますか?

通常電源を入れて数秒で起動画面が表示されます。

LPC1114 にファームウェアが入る IchigoJam BASIC よりは SD カード起動のため時間を要しますが、
Raspbian 等とは比べ物にならない起動のはやさです。

 

SD カードを差し込みましたが、起動しません。

IchigoJam BASIC RPi をダウンロードして SD カードに入れている場合は、問題が発生する場合があります。

 

32GB までの SD および SDHC が対応です。最近の Raspberry Pi では microSD・microSDHC となります。 

(64GB 以上は SDXC になり、仕様規格・フォーマットが異なります)

実際には 数 MB しか使用しないため、容量の小さい microSD・microSDHC カードがあれば、それで試してみて下さい。

SD カードのファイルアクセスも少ないため、速さなどの規格である Class 表記も気にしなくて構いません。

 

フォーマットは FAT16 または FAT32 に対応しています。これは SD・SDHC の標準フォーマットです。
Raspbian を入れていたなど、他の用途で使用していた場合は一度フォーマットして下さい。

 

一部 Raspberry Pi と相性の悪い SD カードがあります。
はじめて Raspberry Pi の起動用として使用する SD カードの場合は、確認の上、
相性が悪い場合は、別の SD カートを試してみて下さい。

 

RPi SD cards - elinux.org - Rapsberry Pi で起動が検証された SD カードが一覧されています。

 

ただし、Raspbian などよりも IchigoJam BASIC RPi は容量が小さいため、
容量が原因で NG と記載されている 2GB 以下の SD カードでも動作する可能性があります。

実際運営者は 128MB の SD カードで正常動作を確認できています。

I-O DATA の IchigoJam BASIC RPi+ プリインストール microSDカード も SDHC ではない SD カードです。 

 

Raspberry Pi の使用経験がない場合、まず Raspbian などの Raspberry Pi 公式配布 OS で起動するか試してみて下さい。

  

一部画面出力に問題が発生する場合があります。
IchigoJam BASIC RPi そのものが起動できている場合は、電源を入れた直後に ACT ランプが何度か点灯します。

この場合は config.txt で解像度を設定する事で改善できる場合があります。

Raspbian などが正常に起動できる場合はその config.txt を参考に設定してみて下さい。

ビデオ出力は接続が特殊のため、まず HDMI での表示をお試し下さい。

 

電源を切る場合は?

Raspberry Pi は電源スイッチ・ボタンは存在しません。直接電源を外して切ります。
運営者はスイッチが付いている電源タップを使用しています。電源スイッチ付の USB ケーブルもあるようです。

 

電源を入れた直後や SAVE・LOAD・FILES などはとても短時間ですが SD カードにアクセスしています。

そのタイミングで SD カードを外したり、電源を切らないようご注意下さい。

 

HDMI から VGA や DVI に変換して画面表示できますか?

運営者が確認したところ、HDMI-VGA の変換アダプタを使用し、VGA は正常に出力できています。
変換ケーブルがあれば、パソコンのディスプレイへの表示も期待できます。
DVI の変換は出力を確認できていません。config.txt の設定で行えるかもしれません。

 

IchigoJam BASIC RPi はビデオ出力できますか?

IchigoJam BASIC RPi は Raspberry Pi のビデオ出力に対応しています。

 

Raspberry Zero・Zero W・Zero WH は TV 記載の 2 端子です。(右画像)
直接ビデオ端子(RCA)へ接続します。抵抗を挟む必要はありません。

2 端子の方向があるので、ご注意下さい。写真の右側が GND です。

 

それ以外の Raspberry Pi は 4 極の 3.5 インチミニプラグです。

(プラグの先端から音声左・音声右・GND・ビデオ)

抵抗は不要です。直接ビデオ端子へ接続して下さい。

プラグの仕様が統一されていないため、
おそらくこのケーブルを入手するのが大変かもしれません。

特に海外からケーブルを入手する場合、この記載がない場合が多く、購入して接続してみないと分からない場合もあります。

COMON コモン 製のケーブル・アダプタに完全対応したものが存在します。

  • CTIA-15 3.5φステレオ(4極)(オス)- RCA(オス)AV オス端子
  • CTIA-RF3 3.5φステレオ(4極)(オス)- RCA(メス)AV メス端子
  • CTIA-RF3V 3.5φステレオ(4極)(オス)- RCA(メス)アダプタ

ビデオ出力を使用する場合、HDMI のケーブルを外す必要があります。

 

環境によっては config.txt で設定が必要になるかもしれませんが、運営者は特に編集する事なく使用できています。

 

HDMI からコンバータを使用してビデオ出力する方法も可能です。(HDMI2AV)

コンバータの仕様によって、直接ビデオ出力した表示とは異なる表示になる場合があります。

安物のコンバータは外観が一緒でも内部回路が異なるものがいくつか存在し、

その中で PAL 規格に対応しているか、PAL 規格で優先表示するものがあり、
日本で採用されている NTSC 規格のテレビなどでは正常に表示できない場合があります。

PAL-NTSC の切り替えスイッチが付いている商品であれば、正常表示できる可能性が高いです。

 

プログラムの自動起動はできますか?

キーボードを付けずに電源を入れる事で、プログラム番号 0 番を自動起動します。

電源を入れた後にキーボードを付けて入力可能です。

 

IchigoJam BASIC は電源を入れた時にキーボードへ処理を行っているため、
キーボードを差し込んだ状態で電源を入れる必要があります。ここは動作が異なるところになります。

 

記号を入力すると、キーボードで印字されているのと異なる文字で表示されます。

IchigoJam BASIC RPi のデフォルトは英語キーボードです。

日本語キーボードを使用している場合はとりあえず KBD 1 を実行して下さい。

これで正常になる場合は SD カード内の keymap.txt を開き、us を jp に変更して下さい。
IchigoJam BASIC 1.2b18RPi・1.2.5RPi より KBD コマンドで keymap.txt へ上書きします。

 

キーボードを押してからの反応が悪いです。

Raspberry Pi Zero、Raspberry Pi Zero W、Raspberry Pi Model A+(初代) を使用した場合、
一部のキーボードで反応が悪い不具合が確認されています。

2018年1月発売の Raspberry Pi Zero WH も Zero W と一緒なので、同じ問題が発生します。

 

I-O DATA のキーボード IS-KBJ は IchigoJam BASIC RPI 対応キーボードで、安定動作が確認されています。

(ファンクションキーにコマンドの記載があり、IchigoJam BASIC で使用していない かな配列 表記がありません)
PS/2 信号はないため、LPC1114 CPU の IchigoJam プリント基板・IchigoLatte プリント基板などには使用できません。

 

IS-KBJ | Raspberry Pi(ラズベリーパイ) | IODATA アイ・オー・データ機器

 

この場合でもシリアルの送受は問題なく動作します。

 

キーボードが反応しません。

IchigoJam BASIC RPi は USB キーボード限定です。PS/2 には対応していません。
USB に元々対応していない PS/2 端子のキーボード(年数が経過しているキーボード)は
変換アダプタを経由しても使用できません。回路が入った変換アダプタでも使用できないようです。(電力不足と思われます)

 

テンキーが上手く機能しません。数字が入力できません。

IchigoJam BASIC と異なり、IchigoJam BASIC RPi は Num Lock が有効です。
デフォルトは Num Lock オフになっていて、矢印・Home・End・Page Up・Page Down・Ins・Del が動作します。

数字入力を行いたい場合は単に Num Lock キーを押して下さい。Num Lock ランプでオン・オフの状態が分かります。

 

IchigoJam BASIC では Num Lock オン=数字入力 固定になっているため、動作が異なります。

 

IchigoJam 向けのプログラムを実行したところ、はやすぎます。

IchigoJam BASIC 向けに作られたプログラムの一部では
IchigoJam BASIC RPi で実行すると、動作がはやすぎて、意図しない動作をする場合があります。

プログラム内で適度に WAIT 命令を入れる等対応が必要になります。

 

参考として、次のプログラムを実行してみました。FOR〜NEXT の 10000 回ループです。

 

10 CLT

20 FOR I=0 TO 9999

30 NEXT

40 PRINT TICK()

50 END

 

起動直後に入力・実行した結果は次のとおりになっています。表示される TICK の値は 60 で約 1 秒です。

  • IchigoJam BASIC 1.2.3: 1219 (約 20.3 秒)
  • IchigoJam BASIC 1.2b56: 1039 (約 17.3 秒)
  • IchigoJam BASIC 1.2.4RPi (Raspberry Pi Zero WH): 59 (約 1 秒)
  • IchigoJam BASIC 1.2b20RPi (Raspberry Pi Zero WH): 71 (約 1.2 秒)

安値の Raspberry Pi Zero WH で動作させた IchigoJam BASIC RPi でも
IchigoJam BASIC とは 14〜20 倍の速さで、かなり速度に違いがある事が分かります。
Raspberry Pi の機種によって CPU が異なるため、速度も変わるでしょう。

 

EEPROM に入っているプログラムを SD カードへ移したいです。

IchigoJam BASIC 1.2b16RPi 以降、IchigoJam BASIC 1.2.5RPi 以降は SD カードと EEPROM 両方対応しています。

(IchigoJam BASIC 1.2.4RPi までは SD カードのみです。EEPROM は対応していません)
単に EEPROM から LOAD し、SD カードへ SAVE します。
(下のプログラム番号は IchigoJam BASIC 1.2b16RPi・IchigoJam BASIC 1.2.5RPi 以降で有効です)

 

LOAD 101 (EEPROM は 100〜227)

SAVE 1 (SD カードは 0〜99)

 

これを繰り返して下さい。FOR〜NEXT などでは動作しないため、1 プログラムずつ行う必要があります。

 

PLAY などを実行していますが、音が出ません。

サウンド系コマンドの対応は IchigoJam BASIC 1.2b18RPi・IchigoJam BASIC 1.2.5RPi 以降です。

(IchigoJam BASIC 1.2.4RPi までは対応していません)

 

IchigoJam 同様圧電サウンダ(スピーカー)が必要です。周辺機器/その他周辺機器

SND(29 番ピン)と GND(25 番ピン・30 番ピンなど)に接続します。

なお、Raspberry Pi はピンヘッダの場合が多いため、IchigoJam のように直接挿すことができず、
メス-メス(ソケット-ソケット)ジャンパワイヤを経由する事になります。

 

IchigoJam BASIC RPi 入りの microSD カードを販売しても良いですか?

IchigoJamロイヤリティフリープログラム利用規約 が IchigoJam BASIC RPi にも適用されます。

第三者への配布は有償・無償問わず、IchigoJam ライセンス が必要となります。

 

ナチュラルスタイルの担当者へ確認したところ、IchigoJam BASIC RPi(フリー版)がライセンス契約可能ですが、

IchigoJam BASIC RPi は ナチュラルスタイル も開発に関わっているため、

jig.jp で開発・公開されている IchigoJam BASIC のライセンスとは異なる契約形態となります。

IchigoJam BASIC RPi/RPi+ 公式ページ の下部にあるお問い合わせ窓口よりお問い合わせ下さい。