IchigoJam PC

最新バージョン: 0.1 beta 12 (IchigoJam BASIC 1.1 ベース)



IchigoJam PC とは?

CPU に x86 を採用しているパソコンで起動でき

IchigoJam BASIC を使用する事ができます。

MS-DOS 仕様で動作するため、

ほとんど現存しているパソコンで起動する事ができます。

 

UEFI 仕様のパソコン(Windows 7 以降)では

BIOS 互換モードにすると起動できるかもしれません。

 

または Mac を含め、

VirtualBox・VMware・QEMU などの

エミュエータを用いて起動する事ができます。 

エミュレータではウインドウ内で動作できます。

 

パソコンから直接起動した時の画面
パソコンから直接起動した時の画面
エミュレータだと他の事をしながら使用もできます
エミュレータだと他の事をしながら使用もできます


ダウンロード

IchigoJam 公式サイトの「ファームウェア」ページからダウンロードできます。「for PC 〜」の表記です。

2016年6月現在「for PC 0.1β12」となっています。

 

ファームウェア | IchigoJam 公式サイト

 

開発中の場合は IchigoJam-FAN で先行して公開されます。

 

Facebook グループ IchigoJam-FAN 内

 

.zip ファイルを解凍すると、いくつかのファイルが含まれています。

 

ファイル名 形式
IchigoJam.img イメージファイル
IchigoJam-notimer.img イメージファイル (タイマー初期化なし)
IchigoJam.iso ISO イメージファイル
IchigoJam-notimer.iso ISO イメージファイル (タイマー初期化なし)
IchigoJam.vbox VirtualBox 設定ファイル

 

まずは IchigoJam.img または Ichigojam.iso を試して下さい。

これで動作に問題がある場合は IchigoJam-notimer.img または IchigoJam-notimer.iso を試して下さい。

 

0.1 beta 12 でいずれも動作しない環境を確認しています。この場合でも 0.1 beta 11 で動作する場合があります。

 

Mac や UEFI 起動になったパソコンでは直接の起動を確認できていません。この場合でもエミュレータを用いて動作可能です。

 

CD・DVD

多くのパソコンは CD で起動できます。光学ドライブ付のパソコンはこの方法がおすすめです。

もちろん DVD も使用できますが、CD サイズで収まっているので、CD-R や CD-RW がおすすめです。

.iso ファイルを CD-R で書き込んで下さい。Linux などと手順は同じです。Windows 7・OS X は標準で書き込み機能があります。

 

PCN が販売している「IchigoJamでプログラミング(おまけCD付き)」に IchigoJam PC が入っている CD が付いています。

CD 付は 2016年2月 発送分からです。IchigoJam 販売店でも扱っている場合がありますが、CD 付かは確認を要します。

 

IchigoJamでプログラミング(おまけCD付き) | PCN

 

この CD は直接パソコンに入れて起動可能です。

 

USB メモリ

Windows XP 以前のパソコンでは USB メモリで起動できない環境が多いです。

USB メモリの中身は全て消えます。ファイル等があれば、予め他のところへ移して下さい。

 

.img ファイルを dd などを用いて書き込みます。Linux などと手順は同じです。

この操作は誤るとハードディスクの中身を抹消するする場合もあります。

 

OS X

ターミナル を起動し、USB メモリを刺します。

diskutil list で対象の USB メモリを確認します。

/dev/disk● (●=数字) です。

diskutil unmount /dev/disk● でアンマウントします。

sudo dd if=ichigojam.img of=/dev/disk● で書き込みます。

 

Linux

sudo dd if=ichigojam.img of=/dev/sdb bs=1M とします。

sdb は環境によって変わります。

 

Windows

Win32 Disk Imager などで書き込みます。

 


エミュレータ

特に Mac や UEFI を採用する比較的新しいパソコン(主に Windows 7 以降)では、

エミュレータを用いて IchigoJam PC を動作させるのがおすすめです。

 

VirtualBox

無料配布されているエミュレータです。
Windows・macOS・Linux・Solaris で動作します。

VirtualBox をインストールします。

 

Downloads | Oracle VM VirtualBox

 

はじめて起動する場合は、IchigoJam.vbox をクリックして下さい。

VirtualBox マネージャーが起動します。

IchigoJam を選択し、起動 を選びます。

2 回目の起動からは VirtualBox を起動すると

IchigoJam の項目があるので、こちらを起動します。

 

他のエミュレータ

運営者は VMware Player や QEMU でも動作を確認できています。

 

ファイルはどちらかを指定します。

  • 仮想フロッピーディスクとして .img を選択
  • 仮想 CD-ROM として .iso を選択

OS 選択がある場合は MS-DOS にして下さい。

他はデフォルトのままで、とりあえず起動できるでしょう。


ブートローダー GRUB から起動

主に Linux で採用されているブートローダー GRUB では img や iso ファイルから起動できる場合があります。

BIOS 環境のパソコンは可能です。Mac は起動できない事を確認しています。UEFI 環境のパソコンも起動ができないと思われます。

起動できない環境では VirtualBox などをご利用下さい。

 

GRUB2

memdisk をブートローダーの領域にコピーします。

 

sudo cp /usr/lib/syslinux/memdisk /boot/grub/

 

ichigojam.img もブートローダーの領域にコピーします。

ここでは iso フォルダを作成し、その中に入れます。

 

$ sudo mkdir /boot/grub/iso

$ sudo cp /パス/ichigojam.img /boot/grub/iso

  

/etc/grub.d/ にある custom が付くファイル名を root で開き

40_custom など)項目を追加します。

 

ターミナル・端末から sudo update-grub などで

GRUB を更新します。これで一覧に表示されるようになります。

 

GRUB Custromizer などで設定する事も可能です。

GRUB1・GRUB4DOS

パーティションのルート(Linux の /、Windows の ●:\)部分に

ichigojam.img を置きます。

menu.lst に次の項目を加えます。

 



使い方

IchigoJam 実機とほぼ動作は同じです。0.1 beta は 1.1 をベースに開発されています。

IchigoJam PC 特有の動作として下のコマンドがあります。

  • ANA = 入出力ポートがないため、動作しません。
  • FILES = 100 以降も表示されますが、実際に使えるのは 0〜3 です。
  • IN = 入出力ポートがないため、動作しません。
  • OUT = 入出力ポートがないため、動作しません。
  • PWM = 入出力ポートがないため、動作しません。
  • LOAD = 0〜3 で読み込みできます。
  • LRUN = 0〜3 で実行できます。
  • SAVE = 0〜3 で保存できます。ただし電源を消すと削除されます。
  • UART = シリアル通信に対応していますが、デフォルトは 0,0(送受なし)になっています。
  • USR = CPU が異なるため動作しません。Syntax Error になります。
  • VER = 11015 を返します。(1.1.1 は 11018 です)

多くの場合、IchigoJam 実機よりも高速に動作します。

ゲームなどはプログラムによって動作がはやすぎて問題が発生する場合があります。


Q&A

動作するパソコンのスペックは?

MS-DOS が動作するスペックなので、かなり多くのパソコンで動作しますが、

Windows Vista 以前の BIOS 起動パソコンが推奨されます。

メモリは 4MB あれば起動できました。(GB ではなく MB です)

CPU は x86 系が対象です。例えば Raspberry Pi は ARM 系なので動作しません。

 

Mac は直接起動する事ができませんが、VirtualBox などの仮想環境を使って使用できます。ただしカナ切り替えなどに問題があります。

UEFI 起動になっているパソコンも同様に起動できない場合があります。BIOS 互換モードにすると起動する可能性があります。

これでも困難な場合は環境環境を用いて下さい。

 

IchigoJam PC が起動しません

いくつか原因が考えられます。

  • USB メモリ起動の場合は何かキーを押しながら、または BIOS の設定を必要をする場合があります。
    UEFI を使用するパソコンでは BIOS 互換モードを試して下さい。
  • Windows XP 以前のパソコンでは USB メモリ起動に対応していない場合があります。CD で起動してみて下さい。
  • 少なくても Mac では直接起動できない事が分かっています。VirtualBox を使って下さい。
  • IchigoJam.〜 の代わりに IchigoJam-notimer.〜 のファイルを試してみて下さい。
  • IchigoJa-notimer.〜 も動作しない場合は boottest.img が動作するか試してみて下さい。 

boottest.img は何ですか?

動作確認用に同梱されています。

IchigoJam PC のイメージと同じように起動します。

 

正常な場合は右のように斜線が表示されます。

環境によって縦横比が変わる場合がありますが、
斜線が表示されていれば正常です。

これ以外は何も動作しません。

 

実際のパソコンで起動したところ、縦長の表示になるのですが……中央に小さく表示されるのですが……

この表示で正常な動作です。

 

画面サイズは 640×400 ピクセルモードで表示されます。

このモードをどのように表示するかはパソコン側で決まります。

多くの場合縦長の画面表示になりますが、

中央に表示する場合もあります。

 

BIOS の設定で変えられる場合があります。

 

キーボードを入力しても反応しません。

運営者の環境でも 0.1 beta 12 でキーボード操作できない環境が存在します。

Facebook グループ IchigoJam-FAN で公開されている 0.1 beta 11 を試してみて下さい。

 

Facebook グループ IchigoJam-FAN 内

 

終わらせたい時は?

電源ボタンで電源を切って下さい。特別操作を行う必要はありません。

 

シリアルは動作しますか?

パソコンにいわゆる RS-232C 端子がある場合は動作するようになっています。USB 経由は認識しないようです。

現在のパソコンには端子が存在しない事もあり、デフォルトが UART 0,0 と無効になっています。

使用する場合は UART 1 を入力して下さい。必要なら BPS で通信速度を設定します。

その後 RESET でシリアル動作したまま起動画面に戻す事ができます。

今のところ実際のパソコンから RS-232C を用いての動作報告は得られていません。

 

VirtualBox で起動した IchigoJam PC へプログラムを転送する方法はありますか?

VirtualBox でシリアルポートを設定し、

仮想シリアルポートを経由してターミナルソフトを使用する事で

ターミナルソフトでの操作が可能です。

プログラムもアップロードする事ができます。

 

Windows で com0com を用いた手順が
次のブログで記載されています。

 

IchigoJamPC on VirtualBox | (株)田木屋商店 開発室

 

同等の手順を Linux で行う場合、socat が使用できます。Ubuntu などではパッケージにあります。

 

$ sudo apt install socat

 

macOS にも homebrew にあり、同等の手順で行える可能性があります。

 

VirtualBox 設定のシリアルポートは次のようにします。

 

・ポート番号 COM1 ・ホストポード ホストにパイプ

・パス/アドレス /tmp/sio0 など sio0 は自由な名称で。/tmp の代わりにホームディレクトリも可

 

IchigoJam PC を起動し、UART 1 を実行しておきます。

 

ターミナル・端末で socat を実行します。ここでも /tmp/sio1 の sio1 は自由な名称で構いません。

 

$ socat UNIX-CONNECT:/tmp/sio0 PTY,link=/tmp/sio1

 

ここでエラーになる場合は VirtualBox で IchigoJam PC を起動しているか確認し、

またユーザーを dialout グループへ参加させて下さい。

(dialout でない場合があります。確認方法などの詳細は パソコンと接続 で説明しています)

 

$ sudo gpasswd -a username dialout

 

ターミナルソフトで /tmp/sio1 へ接続します。コマンドを入力し IchigoJam PC からレスポンスを確認して下さい。

これで IchigoJam 実機で USB-シリアルを用いているのと同等にターミナルソフトで IchigoJam PC を操作できますが、

VirtualBox で実画面操作ができるので、実際はファイルのアップロード・プログラムを表示してファイル保存に留まるでしょう。