IchigoJam の種類


IchigoJam 公開時はユニバーサル基板にパーツを半田付けしたものでした。

それから 2 ヶ月ほどでプリント基板を公開し、1 年流通しています。

(このプリント基板を イチゴジャム レシピ では「IchigoJam 初代プリント基板」と区別表記しています)

現在それは IchigoJam U に継承され、更に 1 年流通しています。

今後 IchigoJam T に切り替わり継承されます。

パーツの付け外しができるブレッドボード版も発売されています。以前はビスケットボード版もありました。

 

一方で、IchigoJam U 公開から間もなく ai.Jam をはじめとする IchigoJam 互換機 が登場する事になります。

また、個人でパーツを入手し独自に組み立てたり、独自のプリント基板を配布する動きも見られます。

 

このように IchigoJam の種類も多彩になっています。


IchigoJam 本体 (PCN・IchigoJam 販売店仕様)

現在 IchigoJam はネットの他、電子部品を扱うところを中心に全国の実店舗で販売されるようになってきました。

実店舗は 北海道・札幌 〜 福岡・博多 と広がってきています。更に広がる可能性もあります。

購入する - IchigoJam 公式サイト でいくつか紹介されていますが、現在これ以外にも多くの店舗で扱いがあります。
(店舗が多くなり公式サイトへ更新しきれなくなっているようです)

 

IchigoJam の製品は基本的に PCN が直販または PCN から卸して販売を行っています。

(現在事実上 jig.jp は IchigoJam の製品を販売していません。ライセンスの発行など関係契約のみです)

ただし、自店舗のパーツを用いて独自に商品化したり、互換機として商品販売する動きがあります。

 

下に記載の価格は PCN の販売価格で、多くの IchigoJam 販売店でも同じ価格で販売していますが、

一部正規 IchigoJam 販売店でも場所によって異なる価格で販売が生じている場合があります。

しかし、価格に差がありすぎる業者の存在を確認しています。

これは正規販売店ではなく、別の販売店から入手して価格を上乗せして再販している業者と思われます。ご注意下さい。


IchigoJam T

IchigoJam 開発者 福野 さんがブログを中心に公開されていた新しいプリント基板が

2016年7月より PCN で発売開始される事が公開されています。 名称は「IchigoJam T」です。

「T」は Triple からきています。英語・ギリシャ語・ラテン語で「3」を意味する接頭辞、3 代目のプリント基板です。

 

2016年7月20日より PCN で 組み立て済完成品 が最初に発売される種類となります。(IchigoJam U に代わって販売開始)

順次 IchigoJam U から IchigoJam T への切り替えが行われると思われます。

また IchigoJam 販売店でも後に IchigoJam T を扱うようになると思われます。

 

従来 IchigoJam で採用されていた LPC1114FN28 の供給が難しくなってきたため、

対策として相当品でサイズの異なる LPC1114FDH28 に対応しています。(LPC1114FN28 も使用可能です)

LPC1114FDH28 使用時は通常基板へ半田付けとなるため、CPU 交換は行えなくなります。

(SOP-DIP 変換基板を用いると交換可能です)

また、キーボード端子が PS/2 に変わって USB 端子に変更されています。(ただし PS/2 対応キーボードである事が必要です)
CN5 端子は EEPROM 関連の割り当てが行われています。

それ以外の構成は一緒ですが、mixroUSB 端子・LED・コンデンサなど、

従来とは異なるパーツが採用されているところがあります。

 

Twitter @yrm__ さん (Yuichi Ray Matta さん) の投稿より - Matta さん(松田さん)は PCN 代表・na-s.jp 社長です。

#IchigoJam | 福野泰介の一日一創 - IchigoJam 開発者のブログ。以前から IchigoJam T の画像がいくつか公開されています。

プレスリリース | jig.jp - aitendo との共同開発である事が紹介されています。

 

IchigoJam プリント基板ハーフキット T

半田付けが難しい CPU は半田付け済みです。

事実上こちらが従来のプリント基板キット後継になるようです。

PCN 本体価格 1750 円 (消費税別・税込価格 1890 円)

IchigoJam 組み立て済み完成品 T

IC ソケット以外は半田付け済みですぐ使えます。

IC ソケットは半田付けせず、四つ角のピンを曲げて下さい。

PCN 本体価格 2000 円 (消費税別・税込価格 2160 円)

IchigoJam プリント基板完全キット T

中央の IC も半田付けを要するキットです。

完全キッ ト T は従来と異なり、半田付け技術を要します。

半田付け経験のない方は購入をおすすめしません。

PCN 本体価格 1500 円 (消費税別・税込価格 1620 円)

下は運営者が PCN から 2016年8月に入手した
IchigoJam T 組み立て済み完成品です。

 


PCN では IchigoJam T とほぼ同じ基板による IchigoLatte プリント基板 が発売されています。

詳細は IchigoLatte/使い方 で紹介しています。

 


 

aitendo は互換基板「ai.Jam-T」として同等基板を販売しています。

これにベーシック部品ボックスでキット版相当になります。

ただし、CPU にファームウェアは入っていませんので、書き込みが必要です。

面実装版は LPC1114 の半田付けがありません。半田付けの難易度が高いです。
(LPC1114FN28 代用で少しやさしくなりますが、コンデンサの難易度は高いです)

 

ベーシック部品ボックス | aitendo

IC実装済みIchigoJam-T互換基板 | aitendo

 


ガーバーデータ

IchigoJam T ではガーバーデータが公開されています。

このデータは CC BY ライセンスとなっているため、

営利目的も含めて自由に使用する事が可能です。

 

ダウンロード | IchigoJam 公式サイト

 

右は Linux(Linux Mint)で gerbv を用いて

ガーバーデータを表示しています。

 

配布を行う場合、状態によっては

IchigoJam ライセンスが必要な場合があります。

公式サイト のお問い合わせ先へお問い合わせ下さい。


IchigoJam U

2015年7月よりプリント基板「IchigoJam U」が PCN より公開・発売となっていました。

2016年7月より順次 PCN での製造・販売が終わっています。

2016年9月現在、基板以外は販売が終了していますが、販売店ではまだ他も含めて扱いがあります。

「U」は Universal からきています。ユニバーサル基板の間隔に合わせた基板にした事に由来しています。

 

下は運営者が実際に PCN (プログラミング クラブ ネットワーク) から

2015年7月(キット・完成品)および2016年5月(ハーフキット・基板のみ)に直接入手した時の IchigoJam U です。

IchigoJam U は CPU に入っているファームウェアが時期によって異なりますが、

IchigoJam 初代プリント基板と異なり、パーツは発売当初から変化していません。

 

IchigoJam プリント基板キット U

PCN 本体価格 1500 円 (消費税別・税込価格 1620 円)

 

IchigoJam 組み立て済完成品 U

PCN 本体価格 2000 円 (消費税別・税込価格 2160 円)

 


IchigoJam プリント基板ハーフキット U

PCN 本体価格 1750 円 (消費税別・税込価格 1890 円)

IchigoJam 基板 U(単品販売)

PCN 本体価格 180 円 (税込価格・税別 167 円)


IchigoJam U ショップのふうせん版

運営者が運営している ショップのふうせん が「IchigoJam U ショップのふうせん版」を発売しています。

ショップのふうせん が世界中からパーツを収集した独自仕様の IchigoJam U です。

パーツが違うため、外観は  PCN・IchigoJam 販売店が販売する IchigoJam U とは少し変わっています。

 

IchigoJam U ショップのふうせん版 は 工房Emerge+ 製のアクリルケースが使用できない事が分かっています。

(5mm LED のためボタン部が使えず、電源スイッチも大きさが異なり使えません)

アクリルベースは使用可能です。PCN 販売のケースも使用可能と思われます。



IchigoJam プリント基板 (初代プリント基板)

2014年から販売が行われていた IchigoJam プリント基板 は PCN での在庫が 2015年秋 になくなりました。

現在このプリント基板は IchigoJam 販売店に残っている在庫のみの販売となっています。
(2016年9月現在、未だに在庫が残っている店舗があります)

入っているファームウェアのバージョンは 1.0.1 以前となっていますが、最新版への更新が可能です。

従来基板は「税込価格」で、若干価格が安くなります。外部クリスタルを付けて IchigoJam U とほぼ同等にできます。

IchigoJam U より小さく、IchigoJam U とほぼ同じレイアウトなので、

IchigoJam U を経験していれば組み立てしやすい特徴があります。

 

下は運営者が実際に PCN (プログラミング クラブ ネットワーク) から
2015年1月(完成品)・3月(キット)に直接入手をしていた時の IchigoJam です。

販売・入手時期によって使われているパーツが異なっていたり、

圧電サウンダ・IC ソケットの付属、CPU に付けるピン配置ラベルなどに違いがあります。

 

IchigoJam プリント基板キット

本体価格 1500 円(税込価格・税抜 1389 円)

IchigoJam 組み立て済み完成品

本体価格 2000 円(税込価格・税抜 1852 円)



IchigoJam 他の販売形式

PCN で扱う IchigoJam としては上記以外にはんだ付け不要で組み立てできる ブレッドボード版、

キーボードやケーブル、ケースも一緒にした IchigoJam Get Started Set が一部店舗でも発売されている事があります。

IchigoJam 公式サイトPCN を確認してみて下さい。


aitendo 公開 IchigoJam 互換機 (ai.Jam シリーズ)

aitendo が IchigoJam 互換機を 2015年8月 から順次公開しています。

jig.jp および PCN から許可をとり、独自に製作した IchigoJam 互換機です。名称は ai.Jam をベースに展開しています。

CPU は IchigoJam と同じ IchigoJam BASIC となります。販売のタイミングで初期ロットのバージョンは 1.0.1 です。

2016年7月、IchigoJam T の互換機 ai.Jam-T などを追加しています。

 

IchigoJam | aitendo

 

下記写真は運営者が実際に 2015年8月 aitendo から入手して組み立てています。

完成した画像のピンソケット、足、ピン配置などのラベルは独自に用意しているもので、製品には付属していません。

なお、第7弾の ai.cafe は PanCake 互換機になります。PanCake で紹介しています。

 

なお、aitendo では IchigoJam U を扱っていません。

(IchigoJam 旧プリント基板は扱っていましたが、間もなく ai.Jam 販売をはじめています)

 

aitendo 以外では次のところで扱いを確認しています。どちらも店舗は東京・秋葉原です。

ai.Jam (第1弾)

IchigoJam U に近い構成ですが、独自の部品になっています。

拡張接続が可能なスルーホールが多く、

電源 LED も付いていたり、と独自の仕様も見られます。

左は組み立てキット、右は基板のみ。

上記の赤基板以外に発売当初は緑基板も存在しています。

こどもパソコン「ai.Jam キット」| aitendo

こどもパソコン「ai.Jam」基板単体

  

ai.shuttle.jam (第2弾)

シャトルと発射台の2基板構成。特徴的デザイン。

シャトルのみでの動作も考えられています。

電源は汎用電源も使用できるように考えられています。

シャトル部と発射台部で分けられています。
上記は緑基板ですが、現在は赤基板になっているようです。

こどもパソコン「ai.shuttle.jam」キット | aitendo 

 基板単体 シャトル基板単体 発射台

 


ai.jam.pi (第3弾)

Raspberry Pi の基板・形状に合わせて作られていて、

Raspberry Pi の端子・ケースなどに対応しています。

こどもパソコン「ai.jam.pi」キット | aitendo

 

2線式breboジャム (第4弾)

ブレッドボードに必要パーツを載せます。

各パーツは個別販売も行われています。

2線式breboジャム | aitendo

 


ai.mini.jam (第5弾)

小さい基板の互換機。

電源はピンなどから供給です。

こどもパソコン「ai.mini.jam」キット | aitendo

 

ai.bat.Jam (第6弾)

ai.mini.jam に乾電池部を組み合わせたもの。

乾電池稼働を行う事ができます。

こどもパソコン「ai.bat.Jam」キット | aitendo


ai.robot.Jam (第8弾)

ロボット型の互換機、下部の端子は TXD・RXD 付。

ai.shuttle.jam の発射台を使用できます。

こどもパソコン「ai.robot.Jam」キット | aitendo

 

ai.jam.sandwich シリーズ

モジュールを縦に重ねて使用します。

isp@sandwichsound@sandwichmcu@sandwich

if@sandwichpwr@sandwichソケット&ヘッダ特別セット


ウルトラスモールai.jam

[LPC1114FDH28/102 を用いた最小構成。

抵抗・レギュレータも小さいチップ部品です。

ウルトラスモールai.jam | aitendo

 

LPC1114書き込みキット

互換機シリーズの対象外になっていますが、

基板印刷やパーツは IchigoJam 向けとなっています。

LPC1114FN28書き込みキット | aitendo 

 


IC実装済み IchigoJam-T 互換基板

IchigoJam T の色・ロゴ違い。配置は全く一緒。
CPU は空のため、ファームウェア書き込みが必要です。

IC実装済みIchigoJam-T互換基板 | aitendo

 

ai.Jam-T キット

一見 IchigoJam T と同等のようで、

抵抗・コンデンサが面実装タイプになっています。

こどもパソコン「ai.Jam-T」キット | aitendo

 


ベーシック部品ボックス

IchigoJam-T 互換機版と組み合わせて
IchigoJam T キットに近い構成になります。

ベーシック部品ボックス | aitendo

オーマイ Jam

様々な色のパーツがケースに入っています。

カラフルなオリジナル IchigoJam を組み立てる事ができます。

オーマイJam | aitendo



IchigoJam EX

クガデン が発売する IchigoJam U 上位互換機です。

基板の大きさは純正 IchigoJam の約2倍。

その分基板上に備わっている部分も豊富で、
本体のみで行える機能が多いのが特徴です。

電子工作マガジン AUTUMN 2015 での掲載と共に

2015年9月発売を開始しています。

半田付け等の時間も IchigoJam の約2倍だと思って下さい。

 

DC 12V を汎用の電源アダプタ(5.5mm・2.1mm)で供給し、

モニタ電源などを IchigoJam EX 経由にできます。

5V の電源アダプタを使用する事も可能です。

UART 端子があり、USB-シリアルを直接挿せます。

USB-シリアル からの 5V 供給も可能です。

ファームウェア更新用の切り替えスイッチ部があり、

ファームウェア更新操作も素早く行えます。

EEPROM 取り付け部が基板にあります。

書き込み禁止スイッチ、EEPROM カセット部もあります。

EEPROM カセットは 2016 年 5 月より発売されています。

圧電サウンダ部が基板にあり、直接圧電サウンダを取り付けできます。

 

構成が多いため、電源供給手段によっては正常に動作しない場合はあります。 
他の IchigoJam・IchigoJam 互換機が動作する場合でも IchigoJam EX が動作しない場合があります。

IchigoJam EX 専用に電源を確保した方が安定して動作できるようです。

運営者の環境では CP2102 チップの USB-シリアルモジュール は使用できていますが、
ポータブル DVD プレーヤーの USB 端子は動作に問題がある状態でした。(他の IchigoJam・互換機は使用できます)

 

IchigoJam EX (組み立てキット) | 合同会社クガデン

 

aitendo でも IchigoJam EX の扱いがありますが、更に熟練者向けで

組立キットの構成はクガデンの通常構成よりも DC コネクタ・一部スイッチなどのパーツがなくなっています。

IchigoJam U に近い構成になっている状況です。(電源は microUSB 端子が付きます)

説明書などの紙類は一切ありません。説明書を見ないと基板の記載とパーツが一致できないため、

クガデンの Web サイトより説明書をご確認の上で組みてて下さい。

aitendo は扱っているパーツが豊富なので、必要なパーツは個々に購入できます。

CPU に入っているファームウェアは 1.0.1 クリスタルあり 日本語キーボード で固定です。

ピン配置ラベルシールは純正シールが付属していました。
(クガデンで付いているピンソケット部のラベルシールは付いていません)

パーツが手持ちにあるのであれば、基板単体で必要最小限に構築するのも良いでしょう。

 

IchigoJam EX(組立キット)| aitendo

IchigoJam EX基板単体 | aitendo

 

クガデン 契約の販売店は他にもあるようですので、今後 IchigoJam EX を扱う販売店は増える可能性があります。

 

IchigoJam EX と U・旧基板を比較するとこうなります。
基板の大きさは IchigoJam・U の約2倍。大きい!

PanCake プリント基板・EEPROM モジュール・

USB-シリアルを付けてもピンソケットの空きがあります。