ファームウェアの更新


ファームウェアの更新を行うためには、最低でも USB-シリアルモジュール(ケーブル)とジャンパワイヤが必要です。

IchigoJam で最もよく用いる周辺機器パーツなので、これは入手しておきましょう。

 

周辺機器/パソコンと接続


MixJuice の接続

MixJuice は IchigoJam から外し、単体にします。
ブレッドボード上で行うと良いでしょう。

そして MixJuice の左にある CN4 に次の接続を行って下さい。

  • IO 0-GND (IchigoJam の ISP-GND と同じように)
  • GND-GND (GND 端子は CN5 にもあります)
  • TXD-RXD (モジュールによっては TXD-TXC)
  • RXD-TXD (モジュールによっては RXD-RXC)

※ CN4 端子は IchigoJam の右側 ISP〜RXD と並びが同等です。

 

電源は microUSB 端子から供給します。(この方法を推奨します)
または CP2102 のモジュールであれば
3V3-3.3V を接続して電源供給可能です。 
これを行う場合は microUSB に電源を供給しないで下さい。

3.3V を接続した段階で電源オンになります。

 


更新するためのソフトウェア

更新を行うソフトウェアは ESP8266 のもので、.bin ファイルを指定する更新方法のものであれば使用できます。

mixjuice.bin を 0x000000 または 0x00000 から書き込んで下さい。

ここでは運営者が確認できているソフトウェアをいくつか紹介しています。他にも存在します。


ESP8266 Flash Download Tools による更新

ESP8266・ESP-WROOM-02 の製作元である Espressif Systems が

Windows 向けに公開している純正のツールです。

運営者が Windows 10 での動作を確認しています。

 

Other Tools - ESP-WROOM-02 | Espressif Systems

 

Flash Download Tools は

2016年 に更新されている新しいバージョンも存在しますが、

必ず ESP-WROOM-02 で検索した最新バージョンをダウンロードして下さい。

他のバージョンでは更新に失敗する事を運営者が確認しています。

2016年6月現在での最新は2015年9月に公開されている

「ESP8266 Flash Download Tools v2.4」です。

1024×768 など、ウインドウの横幅が小さい時は

表部分の右が画面外に出ているので、右にスクロールして下さい。

ここに Download の項目とアイコンがあります。

v2.4 の圧縮形式は .rar です。

.rar に対応した解凍ツール(WinRAR など)を使用します。

 

設定は次のとおりです。設定が異なると失敗する場合があります。

  • Download Path Config: MixJuice.bin を指定し ADDR 0x00000
  • SrystalFreq: 26M
  • SPI SPEED: 40MHz
  • SPI MODE: QIO
  • FLASH SIZE: 32Mbit
  • COM PORT: 認識している USB-シリアル を設定
  • BAUDRATE: 115200

START を押して MAC Address が表示され、順次下のグラフが進捗されて FINISHED の表示になれば完了です。

 

下のブログ記事にも Flash Download Tools での手順が詳細されています。

 

ボクにもわかるブレッドボードによるMixJuice互換ボードの製作方法 | ボクにもわかる地上デジタル(ブログ)


NodeMCU Flasher (A firmware Flash tool for nodemcu) による更新

Windows 向けのツールです。
運営者が Windows 10 での動作を確認しています。

 

nodemcu/nodemcu-flasher | GitHub

 

USB-シリアルモジュールを接続した状態で起動します。

ウインドウ上の Config タブを選び、
MixJuice.bin を 0x00000 から書き込むように設定します。

(右画像。車輪アイコンでファイルの選択が可能です)

Operation タブより COM 番号を確認して下さい。
(おそらく一つしか認識されていないでしょう)
あとは Flash を押すだけです。

 

Advanced タブの値は変更しないで下さい。

変更すると更新に失敗する事を確認しています。
Flash を押してすぐに完了してしまう場合はこの状態です。また更新が成功しても MixJuice の動作がおかしくなります。

(Advanced を変更すると、通常とは異なる信号を送っているようです)

変更してしまった場合は Restore default で初期状態へ戻して下さい。
MixJuice の動作がおかしくなった場合でも、デフォルト状態にして更新しなおせば正常動作に改善できます。


esptool.py による更新

OS X と Linux で動作確認されています。Windows でも可能かもしれません。

運営者は Ubuntu・Linux Mint などで更新できています。

 

themadinventor/esptool | GitHub

 

pip を用いて esptool をインストールします。(pip がインストールされていない場合は下の項目)

 

pip install esptool

 

MixJuice 公式サイト より最新ファームウェアを入手します。解凍した MixJuice.bin が本体です。

MixJuice の電源を入れ、次のコマンドで更新を行って下さい。

 

Linux:

esptool.py -p /dev/ttyUSB0 write_flash 0x000000 MixJuice.bin

(複数接続している場合は ttyUSB0 の 0 が 1 以降の場合があります)

 

OS X:

esptool.py -p /dev/tty.usbserial write_flash 0x000000 MixJuice.bin

(tty.usbserial は USB-シリアルモジュール によって変化します)

 

これでファームウェアの更新が行われました。IchigoJam に MixJuice を接続し、ファームウェアが更新された事を確認してみて下さい。

 

pip のインストール

pip は Python 2.7.9以降・Python 3.4以降には含まれています。コマンド pip で確認してみて下さい。

ない場合は次をダウンロードします。

 

get-pip.py

 

次のコマンドでインストールします。

 

sudo python get-pip.py

 

続けて esptool のインストールを行って下さい。

 

パッケージとして存在している可能性があります。Ubuntu・Debian は次のコマンドでインストール可能です。

 

sudo apt install python-pip

 


esptool-ck による更新

Ubuntu 16.04 LTS 以降および Debian stretch(2016 年現在 testing)・sid に esptool のパッケージ名で含まれています。
運営者が Ubuntu 16.04 LTS および Linux Mint 18 で動作を確認できています。

 

sudo apt install esptool

 

OS X・Windows でも動作可能です。

 

Release | igrr/esptool-ck | GitHub - パッケージのダウンロード

igrr/esptool-ck | GitHub - ソース・説明

 

MixJuice の電源を入れた後、次のコマンドで更新します。-cp のところは一例です。

 

Linux:

esptool -vv -cd none -cp /dev/ttyUSB0 -ca 0x00000 -cf MixJuice.bin

 

OS X:

esptool -vv -cd none -cp /dev/tty.usbserial -ca 0x00000 -cf MixJuice.bin

 

Windows:

esptool -vv -cd none -cp COM5 -ca 0x00000 -cf MixJuice.bin

 


ファームウェアを更新した後

MixJuice を IchigoJam に接続し、正常に更新された事を確認して下さい。

このページ「MixJuice の動作・ファームウェアのバージョンを確認する」の手順で MJ VER など実在しないコマンドを実行します。